クラブ、ディスコといえば大人の遊び場として人気です。
ディスコのイメージとしては「ジュリアナ東京」のような、ギラギラした女性が激しい音楽に合わせて、お立ち台にあがって扇子を持って踊るイメージを持っている人も少なくありません。
なかにはハイヒールにミニスカートというバブル真っ盛りのファッションをイメージする人も。
クラブというと、若い男女が軽く揺れているイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
ところが、この2つを同じものと捉えている人も少なくありません。そこで今回の記事では、クラブとディスコの違いについてご紹介します。
1. ディスコとは?
ディスコとは、実は「第二号・ナイトクラブ」扱いのお店のため、お店がお客さんに酒類を提供して、さらにDJを使ってお客さんたちを躍らせる娯楽施設という位置づけとなります。
そのため、風俗営業許可申請の際には「ナイトクラブ営業許可申請」が必須となります。また、イベントで問題があった場合は、DJに責任を委ねるのではなく経営しているお店側の責任となります。
さらに、ディスコは社交場という定義があり、盛り上がって楽しむというタイプであることが多いです。
そのため、ディスコは店内のレイアウト、音楽をトータルで考えて作られていることが多いそう。なお、営業時間は24時まで(東京は25時)で閉店となるようです。
2. クラブとは?
クラブとは、暗い照明の下でお酒などを提供する場所であり「第五号・喫茶店、バー」という位置づけとなります。
もちろん、ディスコと同じようにDJがいて音楽もかかっていますし、踊りも可能ですが、あくまでDJはイベントを行うためのレンタルスペースを利用しているという形となるため、「DJはお店側が用意した訳ではない」という位置づけとなります。
そのため、DJブースで行われる内容は公序良俗に違反していなければお店側の責任がないということになります。
また、レンタルスペースという特徴上、ゲストDJを呼んでイベントに集客を促す特徴があります。芸能人がクラブでDJをするのも、客寄せという効果も狙っています。
さらに、酒類を取り扱いするにあたって風営法上の許可が必要になりますが、このレンタルスペースという店内で行われることは公序良俗に違反しなければお店側の責任とはなりません。
また、2016年6月23日にクラブ影響の規制緩和のはいった改正風営法が施行され、店内照明の一定条件さえ満たせば「特定遊興飲食店営業」の許可を得ることができ、24時間営業を行うことが可能となりました。(一部地域を除く)
3. ディスコとクラブの違いとは?
上記で紹介したように、まずディスコは「ナイトクラブ」、クラブは「喫茶店、バー、レンタルスペース」という位置づけとなるため、DJ、お酒などの責任をお店側が持つか、持たないかなどが大きく異なってきます。
ただ、だからといってクラブが必ずしも店内の問題に無責任かというとそういう訳にはいかないでしょう。最近ではクラブも増えており、お店側の対応次第で客の入りも変わっていきます。
イメージとしては「ディスコ」の方が怖いイメージを持っている人が多いですが、実は定義やお店側の責任感が異なるという認識となります。
4. クラブとディスコってどう違うの? 違いをご紹介まとめ
ディスコは「ナイトクラブ」、クラブは「喫茶店、バー」という定義が異なり、似ているようで違いがあります。
また、ディスコが酒やDJを「雇う、用意する」定義であるのに対し、クラブはあくまでレンタルスペースにDJを呼ぶ、お酒を提供するといった位置づけとなるため、ディスコよりも問題が起きた時にお店側に責任がないことがあるようです。
また、イメージ的に80年代がディスコ、90年代がクラブという人も少なくないことでしょう。
最近増えているお店も、ディスコよりも若者が入りやすいクラブが多くなっています。24時間営業しているお店も多く、若者が夜遅くまで入り浸りやすいのも人気の理由かもしれません。
ただ、楽しめるかどうかはその人の性格や何を求めているか、お店のノリが合うかどうかも大切です。
また最近のクラブは音にこだわっているお店も増えているので、いろんなお店に入店して音を確かめてみて下さい。
これからナイトクラブ、ディスコデビューを検討している方は、いろんなお店に足を運んでみて、自分が心地よく過ごせるお店を見つけてみて下さいね。
Written by みくまゆたん